クリエイティブな整体師

整体師が治すための整体師であるために

注意すべき改善経過

こんばんは。

治療家のにーのです。

 

今回は施術後の改善経過について語っていきます。

 

人によって改善経過は様々で、

それをコントロールするのはとても難しい。

 

改善しないのはもちろん良くないが

実は一番油断できないのは

「ほとんどの症状が改善される事」です。

 

良くなったら嬉しいやんって思いますよね。

そりゃ私だってそのまま改善した状態が続けば嬉しいです。

 

でも、改善しすぎると

その後無茶してしまったり、

感覚的には治っていても

実は症状が隠れているなんてケースもあります。

 

だから、一番油断できないんですよね。

また、再発した人は改善しにくいのです。

 

これの対策は

アフターケアをしっかりすることと

施術で調整することです。

 

施術で改善しているのを調整するのはどうなの?

と思われるかもしれませんね。

 

でも、私の経験上

1回で改善する人より10回かけて改善する人の方が

再発しにくいです。

そして、悪化もしにくいとも言えます。

 

1回で改善するとその後の経過が確実に緩やかになります。

これは感覚の問題でもあります。

1回目で100の症状が10になって

2回目以降の施術で1ずつ改善したとしても

1回目と2回目以降で改善の幅がありすぎて

改善した実感が持てなくなります。

 

結果、「最初の治療だけか」と感じてしまうので

精神的に疲弊してくるのです。

 

その後のことを知っているからこそ、

改善しすぎた場合は調整します。

 

なんでもそうですが、

急な変化はだめということです。

ゆっくり改善させていきましょう。

 

今回はここまでです。

最後までご覧いただきありがとうございました!

身体の状態を見抜く視点とプラスの言葉を引き出すマインド

こんばんは。

治療家のにーのです。

 

今回は治療家としてのマインドについて語っていきます。

きつい言葉を言っているように見えるかもしれませんが

自分に言い聞かせている内容です。

 

その1

「あなたの身体の状態はあなたより私の方が詳しいです。」

 

私「○○の調子悪いですよね?」

患「なんでわかるんですか?」

 

私「普段こんな動き良くしてますよね?」

患「確かに。身体診ただけでわかるんですね。」

 

みたいなイメージです。

 

患者さんに身体の状態を聞く前に

お会いした瞬間から歩き方や声の張りなど

色々な視点から状態を確認しています。

その中で私生活で何が想定されるかなどを

判断して、患者さんにお伝えします。

 

たまーに身体の状態に自覚がない患者さんから

 

「いや、そんなに気にならないですけど、、、」

 

と言われることはあります。

まあ、それはそれ。

仕方がないんですよね。

身体の状態と自覚は少し違うんです。

 

 

その2

「あなたからプラスの言葉を引き出す。」

 

逆を言うとマイナスの言葉を出させない。

患者さんの状態を言われる前に私から発言するのは

患者さんに悪いことを発言させない

というのも一つの理由です。

 

言い当てすぎると自覚が強くなるので

症状への影響が考えられます。

なので、私からの言い過ぎにも注意しています。

 

マイナスの言葉はマイナスの結果を生むことが多いので

できる限りプラスの言葉が勝手に出てくるように

話し方や伝え方を工夫したりします。

 

 

今回はここまでです。

マインド自体はとても重要だと思っています。

他にもたくさんあるので

少しずつ紹介していきたいと思います。

 

最後までご覧いただきありがとうございました!

患者さんとの関係性、距離感について

こんばんは。

治療家のにーのです。

 

今回は患者さんとの距離感について語っていきます。

 

意外とこの距離感が難しくて、

患者さんのことを思いやりすぎると

症状を貰ったりすることがあります。

 

私も昔、

逆流性食道炎と後鼻漏などを貰ったことがあります。

 

遠すぎると、

改善のヒントを引き出せなかったり

そもそもリピートしてくれなかったりします。

 

私の今のスタンスは

距離感近めだと思います。

 

でも、症状をもらったりしません。

 

なぜなら、

症状を治す自信があるからです。

 

症状をもらう人は、

新人さんが多いです。

相手の気持ちに立ちすぎてしまうのです。

 

慣れてくると治るものかどうかの判断が

つくようになるので、

相手の気持ちに立って一緒に沈むより

相手の気持ちを理解した上で

治るからどう安心させるか?

という事を考えられるようになります。

 

だから私は貰うことがないのです。

 

ちなみに、私は問診の段階で治るかどうかを伝えることがあります。

基本的にリスクヘッジ

治ると伝えない整体院も増えましたが、

私は敢えて伝えます。

 

理由は2つ。

・患者さんを安心させる為

・自分へプレッシャーをかける為

です。

 

もちろん、治せないことはあります。

でも、それくらいの責任感は

治療家として持っておかないといけないなと思っています。

 

今日はここまで。

最後までご覧いただきありがとうございました!

「患者さんのために」について考える。

こんばんは。

治療家のにーのです。

 

前回、治療への熱を上げることについて語ったと思います。

その中で直接的な患者さんのためになることを、

意識しているとお伝えしました。

 

これが私の中ではとても重要で

どこの院でも間接的に「患者さんのために」というのですが

都合のいい言葉になっているなと思います。

 

たとえば、回数券なんかもそう、

以前回数券については語りましたが

回数券は患者さんにとって安くなってメリットがあると教えられます。

しかし、なぜ導入しているのかと言えば

ほとんどの場合、購入した時点でリピートが安定するからです。

この場合、私の中では「間接的な患者さんのために」になります。

回数券についてはこちらの記事もご覧ください↓

seitai-creative.hatenablog.jp

 

他にも、患者さんのために営業時間をピッタリから

院内に入れるようにしようと提案されたことがあります。

でも、私は反対しました。

院内に人がいるのに中に入れなかったら

不快に感じると思ったからです。

それに整体を利用する方は身体の状態が良くない

だから遅刻してはいけないとかで早めに来ている人がいるかもしれない。

だから、私は反対しました。

 

これを提案された理由としては

・これから入ってくるであろう従業員の拘束時間を短くする。

・100%のサービスを提供するため。

・朝礼を患者さんに聞かせないため。

これらの理由から営業時間と同時に入れるようにするとのことでした。

これも間接的な「患者さんのために」ですね。

 

大体10分前には来院される方が多いんだから

それまでに準備を済ませておけばいい話で

結局患者さんのためにと言っているものの

今来ている患者さんからは不満が出てきているわけですから

「間接的な患者さんのために」というのは

結局、自分らを納得させるための言い訳になっているなと感じました。

 

だからこそ、私は「患者さんのために」が

第一に来ないといけないと思います。

 

第二以降に出てきた時点で

私の中では「言い訳」が始まったなと解釈します。

 

ここまで「患者さんのために」について語ってきましたが

「お客様は神様」ということではありません。

過去にも来院を断ったこともありますし、

あれしてくださいこれしてくださいをすべて聞くわけではありません。

 

あーー、経営者に向いていないなと

つくづくと感じます。

 

いつか私の整体への熱意が皆さんに届けばいいなと

思います。

 

今日はここまでです。

最後までご覧いただきありがとうございました!

整体の本質を見抜くポイント

こんばんは。

治療家のにーのです。

 

忙しくて投稿できませんでした。

無理せず投稿続けていきますね。

 

さて、今回はまた治療家としての在り方についてです。

 

最近私が感じるのは、どの業界でも言えることですが

外身(ブランドや広告、営業など)が重要視され

中身が磨かれなくなっていたり

そもそも中身を見てリピートしたりする消費者が

減ってきたなと感じます。

(外身の重要性は理解したうえでの話です。)

 

どれだけ優れた治療技術があったとしても

口下手だとすごさが伝わらない。

営業技術がないと感動が薄れてリピートしない。

SEO対策をしないとネットで周知されない。

など、治療技術だけではやっていけないのです。

 

治療技術がすごいけれど、

院の売り上げは、やっと食べていけるレベルという先生に

あったことがありますが「もったいないな」

思ってしまいました。

これに気づける患者は何人いるんだろう?

その先生は患者に気づかせる努力をしたのだろうか?と

 

治療技術以外が優れた整体院を否定するつもりはありませんが

治療技術が優れている先生に

自然と患者が集まるような業界になってほしいなと思います。

 

私は人と話すのは得意ではないですが

患者さんから応援されることが多いです。

以前働いていた職場では一番紹介をいただいていました。

 

なぜ、支持されることが多いのか?

それは、「治療に対する熱意」だと思います。

あくまで自己分析です。

 

これに関しては負けない自信があります。

治療の熱を上げるために意識していることは、

・ただただ治すために愚直に治療する。

・間接的ではなく直接的に患者さんのために動く。(これに関しては後日語ります。)

・自分の思考を何としても伝える。

の3つです。

 

この意識していることが患者さんに

伝わったときに支持されるのかなと思います。

 

また、私の中で熱意=プロ意識だとも思っています。

私が消費者だったら

プロから購入したいと感じるので、

熱意を感じる所や人から購入します。

 

もし、あなたが整体のプロから施術を受けたいなら

こういう基準があってもいいかもしれませんね。

 

例えば施術の説明で考えると

分かりやすいかを基準にしてしまうと

マニュアルのほうが分かりやすいです。

だから形を見ているので

整体の本質は見抜けないでしょう。

 

私だったら

その説明に熱意はあるのかというのを基準にします。

半分くらい難しくて伝わらなくても、必死さを感じれば

「この人なら最後まで全力で施術してくれるな」

と感じて身を任せられます。

 

感じ方は人それぞれですが

形よりもパッションを見てほしいなと思います。

 

今回はここまでです。

最後までご覧いただきありがとうございました!

プロの姿勢と整体業界のセミナー問題

こんにちは。

治療家のにーのです。

 

この前、患者さんとバイクレースのことについて話しました。

バイクレースでプロとしてレースに出たり、

指導を行ったりしている方は技術を秘匿とします。

確かに自分が研鑽して、編み出したものですから

簡単に教えるわけにはいかないと思います。

 

でも、技術が進歩することで

業界全体が盛り上がるのなら

それはそれでいいんじゃないかなという話になりました。

 

これは整体業界にも言えることです。

技術を教えますといって、

超高額なセミナーを行ったりするのですが

なかなか為になるものは見つからないそうです。

 

私の知っているセミナーだと

継続的にセミナーに課金しないと

治療技術が使えなくなるみたいな

洗脳みたいなことを行っているセミナーもあります。

 

こんなことをしているから

一般的に「整体は怪しい」なんて言われるんだと思います。

 

私の考えは

プロなら教えても負けないでくれ」です。

 

私は治療家同士で技術を教えあい

治療実績を紹介しあうことが楽しいと思いますし

以前の職場の部下には

僕の持っている技術はすべて教えましたが

患者さんの抱えている数では負けたことがありません。

あんまりこんな表現したくありませんが、、、

 

教えても負けないのがその道のプロだと思っています。

だから技術を継承して業界を盛り上げてほしいです。

 

今回はここまでです。

最後までご覧いただきありがとうございました!

治療家による基礎の応用-固定概念に囚われない整体

こんにちは。

治療家のにーのです。

 

さて、今日は固定概念に囚われない治療の考え方について語っていきます。

 

私は鍼師灸師の資格を持っています。

なので、3年間、解剖学や生理学、臨床医学東洋医学など

様々な医療についての勉強をしてきました。

 

しかし、教科書通りの症状であったり

検査法は通用しませんでした。

 

勉強は意味がないわけではないです。

これまで勉強した内容を「基礎」だと思った方がいいということです。

 

臨床では基礎だけでは通用せず、

その基礎を用いて応用することで効果を発揮すると思います。

 

基礎をそのまま実行すると危険なこともあります。

例えば、SLRテストという徒手検査は

足を挙げてその時にしびれがあるかどうかで

腰椎ヘルニアの判断をします。

 

教科書の写真とかを見ると、大体20度以上、足を挙げます。

実技の授業でも20度まで普通に上げます。

 

でも、実際の臨床では

たった数センチ挙げただけで、しびれが出ることがあります。

 

私はビビりなので

最初は慎重にと思ってゆっくり挙げていましたが

そうしていなかったら

患者さんを危険な目に合わせていたかもしれないのです。

最初は、皆さんの想像以上に、ゆっくりだったと思います。

 

そういう経験があったからこそ、

何か決定づけられたものがあったとしても

他の可能性やそのままやっていいのかというのを慎重に思考します。

 

たとえ、

「病院でレントゲンとMRIを撮って『腰椎椎間板ヘルニア』と診断されました。」

と言われたとしても

今訴えられている症状は、本当にヘルニアによるものなのかを疑います。

 

そもそも、私の施術は症状に対しての施術

するわけではないです。

病院での診断で疾患名が確定していたとしても、

私の中では施術法を確定させるための情報にはならないです。

 

もし、病院の診断は完ぺきで、エビデンスのある治療を受けたいなら

整体はお勧めしません。

また、病院の診断に基づいて整体を受けたいなら

病院と提携している整体院があるかもしれませんし

医師からおすすめの整体院を教えてもらえるかもしれませんね。

 

でも、長期間治っていない症状を抱えているのなら

「ただ治ればいい」と思われるはず。

そんな時は整体を、一つの手段として選択するのもいいかと思います。

 

いい整体院に出会えるかは

運次第だと思います。

 

でも、「ただ治したい」という想いで、整体をしている先生は必ずいます。

私もその一人です。

どうか、治すことを諦めないでくださいね。

 

では今回はここまでです。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。