クリエイティブな整体師

整体師が治すための整体師であるために

治療家による基礎の応用-固定概念に囚われない整体

こんにちは。

治療家のにーのです。

 

さて、今日は固定概念に囚われない治療の考え方について語っていきます。

 

私は鍼師灸師の資格を持っています。

なので、3年間、解剖学や生理学、臨床医学東洋医学など

様々な医療についての勉強をしてきました。

 

しかし、教科書通りの症状であったり

検査法は通用しませんでした。

 

勉強は意味がないわけではないです。

これまで勉強した内容を「基礎」だと思った方がいいということです。

 

臨床では基礎だけでは通用せず、

その基礎を用いて応用することで効果を発揮すると思います。

 

基礎をそのまま実行すると危険なこともあります。

例えば、SLRテストという徒手検査は

足を挙げてその時にしびれがあるかどうかで

腰椎ヘルニアの判断をします。

 

教科書の写真とかを見ると、大体20度以上、足を挙げます。

実技の授業でも20度まで普通に上げます。

 

でも、実際の臨床では

たった数センチ挙げただけで、しびれが出ることがあります。

 

私はビビりなので

最初は慎重にと思ってゆっくり挙げていましたが

そうしていなかったら

患者さんを危険な目に合わせていたかもしれないのです。

最初は、皆さんの想像以上に、ゆっくりだったと思います。

 

そういう経験があったからこそ、

何か決定づけられたものがあったとしても

他の可能性やそのままやっていいのかというのを慎重に思考します。

 

たとえ、

「病院でレントゲンとMRIを撮って『腰椎椎間板ヘルニア』と診断されました。」

と言われたとしても

今訴えられている症状は、本当にヘルニアによるものなのかを疑います。

 

そもそも、私の施術は症状に対しての施術

するわけではないです。

病院での診断で疾患名が確定していたとしても、

私の中では施術法を確定させるための情報にはならないです。

 

もし、病院の診断は完ぺきで、エビデンスのある治療を受けたいなら

整体はお勧めしません。

また、病院の診断に基づいて整体を受けたいなら

病院と提携している整体院があるかもしれませんし

医師からおすすめの整体院を教えてもらえるかもしれませんね。

 

でも、長期間治っていない症状を抱えているのなら

「ただ治ればいい」と思われるはず。

そんな時は整体を、一つの手段として選択するのもいいかと思います。

 

いい整体院に出会えるかは

運次第だと思います。

 

でも、「ただ治したい」という想いで、整体をしている先生は必ずいます。

私もその一人です。

どうか、治すことを諦めないでくださいね。

 

では今回はここまでです。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。