クリエイティブな整体師

整体師が治すための整体師であるために

治療家の視点からの院長役職についての考察

こんばんは。

治療家のにーのです。

 

今回は自院について語っていきます。

 

私の院は院長を設置していません。

もっと詳しく言うと

治療家(プレイヤー)に院長をさせないということです。

 

違う業界の話ですが、

私は美容室に行くときは必ず

”院長指名をしない”と決めています。

 

理由は3つ。

・技術への慢心がある。

・お客さんを個として見ていない。

・施術者の価値観を押し付けられる。

と感じたからです。

 

院長をやっている人すべてがそうだとは思っていませんが、

私が行った美容院はこんな感じでした。

 

以前働いていた職場の上司から紹介を受け、

美容院に行ったときは、

紹介ということもあり院長が施術してくれました。

 

カウンセリングシートまで書いたのに

全く違う髪型になってしまいました。

 

上司の紹介だったため

何度か通いましたし

美容師さんに直接「もみあげは残してください。」

と最低限守ってほしいスタイルを伝えたのですが、

仕上がりはもみあげなし。

 

ということがありました。

 

私の運が悪かったのでしょう。

 

で、上司が退職されたときに美容室を変えたのですが

院長ではない、若い美容師さんが担当してくれました。

 

その美容師さんは必死になって

伝えたスタイルをかなえようとしてくれます。

仕上がりも満足でした。

でも、仕上がりを見る前から

私の中ではリピート確定でした。

 

やはり”愚直に施術する”ということは

満足に繋がるなと思いました。

 

 

とまあ、こんな感じのことがありました。

 

でも、これって

整体であっても言えることです。

 

院長という役職を得て

慢心したり、目の前の患者さんを適当に対応したり

してほしくない。

 

そんな想いがあって、

プレイヤーには院長をさせないと決めています。

 

歴を重ねたり、プロ意識が高いと

同時にプライドも高くなるので

曲げられないものが増えてくると思います。

 

曲げられないものがあるなら

事前に伝えることが誠実だと思います。

 

私も”美容やマッサージはやりません”とHPに書いています。

実際に来院されても断ります。

私の中ではそれが誠実さだと思っているからです。

 

先程の美容院の件も、

事前にこういうスタイルしかできないんですと言われたら、

別の担当に変える理由付けにもなっただろうし、

理由がなく希望を聞いてくれないのだとしたら

目の前のお客さんに対して向き合えていないので

美容師失格だと思います。

 

 

私の考えですが、

整体で本気で患者さんを治したいと考えているなら

あまり数字の意識はしないほうがいい。

施術効果さえ出していれば時間がかかっても数字はついてくる。

そして、昇進意欲は高くない人が多い。(私自身がそうだから)

とはいえ、役職を得ることで

認められた喜びみたいなものはあると思います。

そのあたりは院長という役職ではないですが

他ではやっていない制度を導入しようと考えているので

機会があればブログでも語ります。

 

プレイヤーを院長にするメリットがないんですよね。

むしろ、デメリットの方が多いような感じがしますね。

 

 

では、今回はここまで。

最後までご覧いただきありがとうございました!

 

 

感謝。